エマニュエル・ダモア  
海辺の漁村  
1891年  油彩・板   32.5×60㎝
 
エマニュエル・ダモアは、パリの美術学校でレオン・ボナに学び、後にコローとシャル=フランソワ・ドービニーに師事し、風景画家として大成した画家です。パリ近郊のピカルディーやノルマンディー地方、セーヌ川やオワーズ川沿いで制作し、草原や空に広がる大気、時間や季節による光りの移ろいを、繊細なタッチで表現しました。「海辺の漁村」は、おそらくセーヌ川河口付近だと思われます。
 
1847年 パリに生まれる。
1875年 この年から毎年サロンに出品する。
1979年 サロンで3等賞を受賞。
1984年 サロンで2等賞を受賞。
1889年 パリ万博博覧会で金賞を受賞。
1890年 国立美術協会の創立会員となる。
1893年 レジオン・ドヌール勲章を授章。
1900年 サロン審査員・無鑑査会員となる。
1916年 パリで逝去。